シャワーから突然水漏れが発生したりすることありませんか?
特にシャワーのホースなどから水が漏れたり、シャワーホースの根本が膨らんで水が出にくくなるなど、こういったトラブルは意外と多いです。
私のところでも、シャワーホースが1年で3回も駄目になりました。この駄目になった原因がホースが悪かったのでは?と疑いたくなりますが、実は意外なところに原因があったりします。
最近、水道代を気にしてシャワーを節水シャワーに変えたりする人も多いかと思いますが、実はこの節水シャワーが曲者です。
節水シャワーの原理は水の出口を細くすることで水の出る量を物理的に減らしています。
このままでは、シャワーの勢いが少なくなってしまうため、細かい穴にして圧力を高めることで、シャワーの見た目の勢いがあるようにして節水効果を期待しています。
ここにも書いた通り、細くしていることで圧力が自然を上がってしまうのです。
シャワーのホースは通常の圧力を想定しているため、圧力が上がりすぎるとホースが耐えきれなくなってしまいます。
家の水圧がもともと弱い家では特に問題が起きないと思いますが、家の水圧がもともと強い家ではこれが顕著になります。
目安としては、シャワーを出したあと、蛇口を勢い良く止めたときに、しばらくシャワーからお湯が出続けるような場合には、圧力が高まっており、徐々に圧力が弱くなっている証拠です。
このような環境ではホースのトラブルが出る可能性が高くなります。
蛇腹タイプのシャワーホースでは、蛇腹のつなぎ目から水が漏れたり、シャワーホースでは根本が膨らんだりします。
根本が膨らんでいるのは、2層構造の1層が破れており、外側の1層だけでかろうじて耐えているため、風船のように膨らんでいるのです。
シャワーホースにかかる圧力を弱くするのが、対処方法になります。
この対処方法として、水道の根本部分に水流を弱くするためのバルブを付ける方法です。
水道の根本 → バルブ → シャワーホース → シャワーヘッド
のように接続します。
ただし、根本にしっかりと付くかを確認する必要があります。
取り付くサイズが違うと使えないことになるので、注意が必要です。
この水流コントロールは、取り付けられるか、よくわからないのでリスクが高いと思われる方も多いと思います。
その場合には、シンプルな方法としてシャワーの節水ヘッドを少し減らす方法です。
節水性能が高いものほど、水流を細くしているため圧力が上がってしまう傾向があります。
トラブルを減らす方法としては、節水が極端に高いものを避けるのもありかと思います。
節水性能は見極めが難しいので、必ずしもそれ通りとはいえませんが、ポイントは2つかと思います。
・節水性能が50%、80%などの表示
・対応水圧を見る
特に対応水圧は参考になると思います。
下記のように推奨水圧が0.2Mpaのものは、水圧0.7Mpaのものよりも、節水性能は高いですが圧力が上がる傾向があります。
家の水圧が低いと思っている方は、逆に推奨水圧が低いものを選びましょう。
節水も重要ですが、節水性能を求めてシャワーが壊れては余計な出費につながるので、気をつけておきたいところです。
トラブル時の原因も意外と分かりづらく、ホースを永遠と交換し続けることにもなるので、少し注意するといいと思います。